2017.04.16
数年前から若い人を中心に人気を集めている「シェアハウス」ですが、近年はシェアハウスとは少し異なる「ソーシャルアパートメント」という不動産形態が増えています。このソーシャルアパートメントとシェアハウスではどのような違いがあるのでしょうか?ソーシャルアパートメントを経営する際のコツについてもご紹介します。
ソーシャルアパートメントとは?
住人が自由に利用できる共同スペースがある
コミュニティーが形成しやすい物件
シェアハウスやソーシャルアパートメントの増加に伴い、住人によるコミュニティー形成にも注目が集まっています。特に東日本大震災が発生してからは、今まで以上に住人同士のつながりを意識する人が増え、ソーシャルアパートメントのようなコミュニティーを形成しやすい場所を選んで入居する人も少なくありません。
ソーシャルアパートメントとシェアハウスの違い
この他にも、ソーシャルアパートメントとシェアハウスの違いは、本来の目的にあります。
最近のシェアハウスは他の住人との交流目的で住む人も増えましたが、一戸建てを複数人で借りることにより1人あたりの家賃を節約するというのが、シェアハウス本来の目的です。一方のソーシャルアパートメントは最初から住人同士の交流を目的としています。
ソーシャルアパートメントの不動産投資と経営
シェアハウスとソーシャルアパートメントは近年人気の物件であり、不動産投資に関しても高い利回りが期待できます。ソーシャルアパートメントは通常のアパート・マンション物件に共同スペースが加わった形態ですから、広めの居室が確保でき、シェアハウスと比べると高い賃料を設定することができるためです。
ただし、一般的なアパートやマンションより、維持費や管理費、設備投資費がかかることは想定しておきましょう。共同スペースの設備にお金がかかることはもちろん、居室管理の他に共同スペースの管理も必要になるため、きめ細やかな管理態勢が求められます。
ソーシャルアパートメントの経営は入居者が生活しやすい住空間を提供・管理できるかどうかにかかっているため、どのような管理態勢が必要なのかもしっかりリサーチしましょう。
さらに、コンセプトシェアハウスの成功例に見られるように、特定のコンセプトを設定するのも良い方法といえるでしょう。
コンセプトを設定することで似た傾向の入居者を集めることが可能になり、住人同士がコミュニティーを形成しやすくなるためです。
入居者を制限しない、万人向けのソーシャルアパートメントも良いですが、特定のコンセプトに賛同して集まった人が長く住んでくれることにより、結果的に空室を減らすことにつながるでしょう。
おわりに
ソーシャルアパートメントは次世代の集合住宅として注目されています。ぜひ不動産投資の対象として検討してみてはいかがでしょうか。