2017.02.20
マンションの骨組みだけはそのままに、内装も設備も一新するスケルトンリフォーム。大幅なリフォームができることから古い物件のリノベーション方法として注目されていますが、費用や工事期間はどのくらいなのでしょうか。
今回は、マンションをスケルトンリフォームするメリットとデメリットについてご紹介します。
スケルトンリフォームとは
「スケルトン」とは、建物の骨組み、構造体のことを指しています。スケルトン(骨組み)だけを残して他をリフォームすることを、スケルトンリフォームといいます。
大幅なリフォームができるため、家族構成が変わるときや、住宅設備をまとめてリフォームしたいときに適した工法であるといわれています。とても魅力的な工法に思えますが、どれくらいの費用が掛かるのか気になるところです。
スケルトンリフォームの費用
全体的な費用の相場は、2LDK・3LDKほどの広さであれば500~1,000万円ほどが一般的な価格帯です。ワンルームなどのシングル用マンションの場合は、設備がコンパクトなので費用を抑えることができ、300~500万ほどに収まります。
水周りのリフォームには費用が掛かるため悩みどころですが、いずれリフォームする予定であれば、一度にまとめて行う方が費用を抑えられます。
リフォームに伴って発生する出費
部屋を解体したら骨組みに傷みがあり、補修工事が追加で必要になるケースなど、思わぬ出費が掛かることもあります。また既に住んでいるマンションをリフォームする場合には、仮住居の家賃と引っ越し費用も掛かります。費用計算の際には予算にゆとりを持たせることを心掛けましょう。
スケルトンリフォームの工事期間
工事期間は、1~3カ月ほどかかります。ただし、リフォームを依頼してからプランが決まるまでにも数カ月かかるので注意が必要です。リフォーム後のトラブルを避けるためにも、業者と認識をすり合わせることは重要です。特に、内装やレイアウトにこだわりたいのであれば、リフォーム業者への相談は早めにしておくことをおすすめします。