管理

管理

マンションの死角とは?夜も安心な住まい環境にする防犯カメラの設置ポイント

2017.01.11

マンションの死角とは?夜も安心な住まい環境にする防犯カメラの設置ポイント

マンションは空き巣に狙われにくいというイメージを持っている人もいるようですが、実際の統計を見ると、マンションへの侵入・窃盗の割合は全体の約2割を占めています。たしかにオートロックのマンションや高層階には侵入することが難しそうに思えますが、それに安心してベランダなどの施錠がおろそかになってしまい、結果空き巣被害にあってしまうというケースも少なくありません。

また、マンションでは住人同士が互いの顔を知らないことも珍しくないため、部外者がいても不審に思われにくいことや、一人暮らしの多いワンルームマンションでは住人が昼間に長時間不在にすることが多い点など、マンションにはマンション特有の狙われやすいポイントがあるのです。

このようなマンションへの侵入・窃盗被害を防ぐためには、防犯カメラの導入が効果的です。

効果的な防犯カメラの設置場所

防犯カメラの役割は大きく分けて2つあります。1つはなんらかの犯罪被害が発生したときに映像を残し、犯人発見の手がかりにすること。もう1つはカメラの存在をアピールすることにより、犯行を抑止することです。それを踏まえたうえで、マンションに防犯カメラを設置するにあたって効果的な場所を紹介します。

エントランス

部外者の侵入を防ぎ、何かあったときに人の出入りを記録しておくため、エントランスには防犯カメラが必須です。たとえエントランスがオートロックになっているマンションであっても、ほかの入居者の後について入ったり宅配業者などを装って住人にドアを開けさせたりなど、その気になれば部外者が侵入することができてしまいます。

非常階段や通用口など、エントランス以外にも人の出入りが可能な場所があれば、そちらにも防犯カメラを設置しましょう。

エレベーター

マンションのエレベーターは狭い密室であるため、強盗や痴漢などさまざまな犯罪が起きやすい環境です。できるだけ死角が生まれないように防犯カメラを設置しておきましょう。

また、エレベーター内は暗くなりがちですが、ある程度の明るさを確保することで防犯カメラの映像で顔が判別しやすくなり、乗っている人に安心感を与える効果もあります。

駐車場・駐輪場

マンションの駐車場駐輪場は不特定多数の人が出入りし、死角も多いため、窃盗や車上荒らしといった犯罪が起こりやすい場所です。人の目が行き届きにくい場所でもあるので、防犯カメラを設置することでそのような犯罪被害を防ぐようにしましょう。設置の際にはなるべく死角がないよう、全体を撮影できる場所を選びましょう。また、駐車場の場合には出入りする車のナンバーが映るように設置するのも効果的です。

共用廊下

各階の廊下もまた防犯カメラを設置しておきたいポイントです。廊下が外に面していると塀を乗り越えて部外者が侵入する可能性があり、外から目につきにくいとピッキングや、片端からドアを調べて鍵のかかってない部屋を探すようなことも可能になってしまいます。廊下全体を見渡すように防犯カメラが設置されていれば、空き巣はそのような不審な行動を取りづらくなるでしょう。

防犯カメラ選びで気をつけたいこと

防犯カメラを設置するにあたっては、場所の他にも気をつけなければならないポイントがあります。マンションの外に設置するカメラについては、夜間でも撮影できるものを選ぶ必要があります。また、屋内に設置する場合でも、夜間でも撮影できるように撮影場所の明るさを確保するようにしましょう。

また、防犯カメラによる監視はプライバシーの問題と常に隣り合わせです。カメラを設置するにあたっては、映像の開示や保存期間に関するルールをしっかり定め入居者に周知しておくようにしましょう。

おわりに

防犯カメラは犯罪対策に役立ちますが、しっかりとした狙いがなければ充分な効果は得られません。設置の際には場所と目的をよく吟味して、入居者が安心して暮らせる住まい環境を作りましょう。

2017.01.11

マンションの死角とは?夜も安心な住まい環境にする防犯カメラの設置ポイント
マンションの死角とは?夜も安心な住まい環境にする防犯カメラの設置ポイント

マンションは空き巣に狙われにくいというイメージを持っている人もいるようですが、実際の統計を見ると、マンションへの侵入・窃盗の割合は全体の約2割を占めています。たしかにオートロックのマンションや高層階には侵入することが難しそうに思えますが、それに安心してベランダなどの施錠がおろそかになってしまい、結果空き巣被害にあってしまうというケースも少なくありません。

また、マンションでは住人同士が互いの顔を知らないことも珍しくないため、部外者がいても不審に思われにくいことや、一人暮らしの多いワンルームマンションでは住人が昼間に長時間不在にすることが多い点など、マンションにはマンション特有の狙われやすいポイントがあるのです。

このようなマンションへの侵入・窃盗被害を防ぐためには、防犯カメラの導入が効果的です。

効果的な防犯カメラの設置場所

防犯カメラの役割は大きく分けて2つあります。1つはなんらかの犯罪被害が発生したときに映像を残し、犯人発見の手がかりにすること。もう1つはカメラの存在をアピールすることにより、犯行を抑止することです。それを踏まえたうえで、マンションに防犯カメラを設置するにあたって効果的な場所を紹介します。

エントランス

部外者の侵入を防ぎ、何かあったときに人の出入りを記録しておくため、エントランスには防犯カメラが必須です。たとえエントランスがオートロックになっているマンションであっても、ほかの入居者の後について入ったり宅配業者などを装って住人にドアを開けさせたりなど、その気になれば部外者が侵入することができてしまいます。

非常階段や通用口など、エントランス以外にも人の出入りが可能な場所があれば、そちらにも防犯カメラを設置しましょう。

エレベーター

マンションのエレベーターは狭い密室であるため、強盗や痴漢などさまざまな犯罪が起きやすい環境です。できるだけ死角が生まれないように防犯カメラを設置しておきましょう。

また、エレベーター内は暗くなりがちですが、ある程度の明るさを確保することで防犯カメラの映像で顔が判別しやすくなり、乗っている人に安心感を与える効果もあります。

駐車場・駐輪場

マンションの駐車場駐輪場は不特定多数の人が出入りし、死角も多いため、窃盗や車上荒らしといった犯罪が起こりやすい場所です。人の目が行き届きにくい場所でもあるので、防犯カメラを設置することでそのような犯罪被害を防ぐようにしましょう。設置の際にはなるべく死角がないよう、全体を撮影できる場所を選びましょう。また、駐車場の場合には出入りする車のナンバーが映るように設置するのも効果的です。

共用廊下

各階の廊下もまた防犯カメラを設置しておきたいポイントです。廊下が外に面していると塀を乗り越えて部外者が侵入する可能性があり、外から目につきにくいとピッキングや、片端からドアを調べて鍵のかかってない部屋を探すようなことも可能になってしまいます。廊下全体を見渡すように防犯カメラが設置されていれば、空き巣はそのような不審な行動を取りづらくなるでしょう。

防犯カメラ選びで気をつけたいこと

防犯カメラを設置するにあたっては、場所の他にも気をつけなければならないポイントがあります。マンションの外に設置するカメラについては、夜間でも撮影できるものを選ぶ必要があります。また、屋内に設置する場合でも、夜間でも撮影できるように撮影場所の明るさを確保するようにしましょう。

また、防犯カメラによる監視はプライバシーの問題と常に隣り合わせです。カメラを設置するにあたっては、映像の開示や保存期間に関するルールをしっかり定め入居者に周知しておくようにしましょう。

おわりに

防犯カメラは犯罪対策に役立ちますが、しっかりとした狙いがなければ充分な効果は得られません。設置の際には場所と目的をよく吟味して、入居者が安心して暮らせる住まい環境を作りましょう。