2017.01.08
マンションを維持・管理する上でとても大切なのが、マンションの清掃です。
マンションの清掃を定期的に行うことで、入居者に毎日快適な生活を送ってもらうことができ、入居先を探している人には、清潔なマンションであることをアピールすることもできます。また、マンションそのもの傷みを防ぎ寿命を延ばすことにもつながります。
このようなマンションの清掃を怠っていると、入居希望者が集まりにくくなったり、入居者が更新をせず空室リスクを高めてしまったりすることにもなりかねません。
今回はマンション管理に欠かせない清掃について、マンションの清掃に掛かる費用や頻度、業者選びのポイントなどを紹介します。
マンションの清掃について
マンションの清掃は、入り口となるエントランスや廊下、階段、外壁、屋根などの共用部分の掃除がメインとなります。小さい規模のマンションであれば、管理人が自分で行うことも可能ですが、大きなマンションでは、自分で行うのはほぼ不可能です。そのため、マンションのクリーニングを請け負っている業者に依頼して、掃除をしてもらうのが一般的です。
マンションの清掃には、おもに「日常清掃」、「定期清掃」、「特別清掃(臨時清掃)」の三種類があります。
日常清掃とは、週に二、三度行う掃除のことで、マンション敷地内のゴミ拾いやゴミ置き場、エントランスや廊下の掃き掃除など比較的軽度な掃除を行います。
定期清掃とは、日常清掃では除去できない汚れを、高圧洗浄機やポリッシャーといった専門の清掃機器を用いて掃除するものです。月一回や年四回というように、日常清掃よりも期間を置いて定期的に実施されます。
特別清掃(臨時清掃)とは、日常清掃や定期清掃でも掃除できない高所の外側の窓ガラスや外壁の掃除、照明器具などの清掃を行うものです。
マンションの清掃費用について
マンションの清掃費用は業者やプランによって大きく異なります。
例を1つ挙げると、ある企業の週三回の日常清掃プランは、月額約3万~5万円となっています。料金の計算方法もマンションの面積単位で算出していたり、戸数で算出していたりと業者によってさまざまなので、清掃費用についてはあらかじめ見積りを出してもらうとよいです。
マンションの清掃頻度について
マンションの清掃頻度についてですが、最低でも週に一度の日常清掃は行うようにしましょう。また落ち葉などで頻繁に掃除を行う必要がある場合は、数日に1度簡単なはき掃除を行うことも大切です。
業者に依頼するコストもそれなりに掛かりますが、安定した家賃収入を得るための投資と思って取り組みたいところです。どうしても予算的に難しいのであれば、マンションの入り口や目立つところをオーナー自ら掃除するというのも1つの方法です。
お掃除業者の選び方
清掃を依頼するお掃除業者を選ぶときは、サービス料金だけで判断するのではなく、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
お掃除業者のホームページなどを見て、清掃の技術はもちろん、挨拶や身だしなみといったスタッフの教育もきちんと行っている業者か、アフターサービスはどうなっているか、問い合わせ時の対応は問題ないかなどの点も確認し、複数のお掃除業者を比較検討することをおすすめします。
おわりに
マンションの清掃は、マンション経営を成功させるために必要不可欠なものです。内観も外観も汚れが目立つようなマンションには誰も住みたいと思いません。入居者が安心して快適に長い間住み続けられるようなマンションにすることを日々心掛け、清掃業務を疎かにしないようにしましょう。