2017.08.15
結婚などを機に単身用マンションを売却し、新居を購入することを考えている方はいると思います。新居の購入資金にするためにも、所有しているマンションはなるべく高値で売ることを目指したいですよね。
しかし、マンションの売却は不動産会社や仲介会社に任せておけばよいというものではありません。売れればいくらでも構わないというのであれば良いですが、少しでも高値で売ることを考えているのであれば、仲介会社に依頼して自ら積極的に行動する必要があります。
今回は、単身用マンションを高く売るための主なポイントを3つご紹介します。
仲介会社の選定は慎重に
単身用マンションの売却には、大きく分けると2つの方法があります。仲介会社を介して購入者を見つける方法か、不動産会社に買い取りを依頼する方法です。
仲介会社に依頼してマンションの売却を行う場合、仲介会社の選定は慎重に行いましょう。それは、仲介会社によって売却額に10%程度の差が出ることがあるからです。また、仲介会社によっては、自社の利益を優先し真剣に物件の購入希望者や内覧希望者を探さなかったり、市場に依頼主の物件情報を流さなかったりする会社もあります。
良質な仲介会社と悪質な仲介会社を見極めるには、一緒にマンションの売却戦略を考えてくれるか、問い合わせに対して誠実に対応してくれるか、どのような手段で購入希望者や内覧希望者を探しているのかなどについて観察・質問してみると良いです。その結果、信用できないと思ったら、その会社とは契約しないようにしましょう。
また不動産会社に買取を依頼する方法では、買主を探す必要がないためすぐに売却できるというメリットがあります。売却による不動産買取業者を選ぶ場合も、買取実績や内覧時の対応を見ながら信用のできる業者を選びましょう。
マンションの売却は計画を立てて戦略的に行う
単身用マンションの売却は、時間に余裕を持ち、計画的に行う必要があります。以下は、仲介会社を介して購入者を探す場合の主な手順です。
1. 複数の不動産会社に売却する物件の査定をしてもらう
2. 仲介会社を決め、契約を結ぶ
3. 売り出し価格を決める
4. 依頼主、仲介会社による本格的な販売活動の開始
5. 購入者と売買契約を結び、物件を引き渡す
この一連の手順は、通常1~6カ月程度かかります。そのため、売却を完了させたい期限を決めた上で、いつまでに仲介業者を決めるか、どのような契約内容を結ぶか、売り出し価格はどのくらいにするか、(必要であれば)いつごろ価格を上下させるのかといった、マンションを売るための戦略を考えていく必要があります。
内覧に向けてしっかりと準備をする
物件の内覧は購入検討者に購入の決断を促す大切な機会です。ここで購入希望者の購買意欲を削ぐことがないよう、しっかり準備しておく必要があります。
部屋の天井や壁、浴室・トイレ・洗面台といった水回り部分に汚れがある場合は、清掃業者にハウスクリーニングを依頼しましょう。特にペットを飼っていた場合、ハウスクリーニングは重要になります。
照明も新しいものに交換しておくと明るい印象を与えられます。まだ明かりがつくからといって交換しないでおくと、内覧の直前に切れてしまうということも考えられるため、できれば新品にしておくと良いでしょう。
他にも、物件の重要事項を説明してある資料や特製のパンフレットなどを用意することも得策です。
おわりに
単身用マンションを少しでも高値で売りたい場合は、時間と手間を惜しまないことが重要です。どうしても早急に売る必要がある場合は仕方ないですが、できるだけスケジュールを調整しておきましょう。
単身用のマンション売却を検討中の方は、今回紹介したポイントを参考に準備を進めてみてください。